「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」

山口 周

光文社新書

2020年7月20日第21刷

 

 

セカンドライフを楽しむために」

区役所のボランティアセンター主催のMeetingに参加。第1回目が「セカンドライフを楽しむために」、第2回目が「自分らしく生きるための就活」。来年、あと、3回。

久しぶりの2時間の座学で疲れました。

たまたま、市報を読んでいて、募集があったので応募したら、ご案内が来ました。どうせ、暇だからと思って参加。同じテーブル(4人)に花の28年が3人、しかも、お隣さんは、ぼくの出身地の大学とのこと。世間は、案外に狭い。

 

 

みなさんは、コロナ明けで、今年の年末は、忘年会で盛り上がっているでしょう。と、推測していますが、ぼくは、サッパリですね。

 

会社勤めの頃は、12月には、もう勘弁してよ・・というぐらい忘年会ラッシュでしたが、流石に、会社を離れて長くなると、だんだん、会社関係の皆さんとは縁遠くなるものです。

 

ちょっと、寂しいかな、と思っていたら、こんな、ぼくの心情を忖度して、年の瀬のギリギリに忘年会のお誘いがありました。

 

「欣喜雀躍」「歓喜雀躍」「狂喜乱舞」・・・すぐに「了解しました」と返信。

 

この歳になると、「誘いを断ってはいけない。断ると誘われなくなる。」との教え・・・誰の?誰か誘ってくれないかな・・・と忘年会の誘いが「一日千秋」の思いでした。と言っても、ご迷惑になってはと、また、断られたらと、そう思うと、自らは誘わない。

 

なかなか、何事につけても、浮浪雲のような日常を送るぼくは、所作・所業がむつかしい。厄介な年回りです。

 

長い~愚痴から始まりましたが、本箱に眠っていたビジネス書。もう、ぼくには役に立ちませんが、勿体ないので読みました。

 

副題が、「経営における「アート」と「サイエンス」」ですが・・・。

 

『世界的に高名な美術系大学院に幹部候補生を送り込むグローバル企業、あるいは早朝のギャラリートークに参加しているニューヨークやロンドンの知的専門家の人たちは、いったい何を求めているのでしょうか。』

 

 

その答えを導き出しているのが、「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」です。

 

会社勤めをしているとき、会社の研修で、美術や音楽の研修はありましたか?少なくとも、ぼくの経験にはありません。仕事の関係で、美術館巡りをしたことはありましたが、それは、美術の勉強ではなかったですね。

 

ひとつの答えは、「論理」のみでは、同じ答えが導き出されて、他との差別化・区別化ができない・・・「感性」を研ぎ澄ますことにより、他とは、異なる答えを導き出すことができる。

 

例えば、ソニーのウオークマンは、現場は反対したが、盛田・井深さんは、GOサインを出した。なぜか?

 

ってなことを、今更考えても、手遅れですが、「脳トレ」の足しにはなったでしょうか?重版で21刷のベストセラーです。興味のあるかたは、是非、一読あれ。