「ジーヴスの事件簿 才智縦横の巻」

ジーヴスの事件簿 才智縦横の巻」
P・G・ウッドハウス
2018年11月5日第10刷
文春文庫

週末からの副鼻腔炎のため、テニスを休み、パリのスターバックスで買ったマグカップに、小川珈琲のドリップコーヒーをいれて、ダバ♪ダー(^^♪
今週のビックリ!

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池江璃花子さんの白血病。昨年のアジア大会での大活躍は記憶に新しい。まだ、18歳とのこと。東京オリンピックでの活躍が期待されたアスリートですが、ご本人の思いは余人では計り知れないものがあるでしょう。つきなみですが、とにかく、療養に専念されて、元気になられることを祈念しています。

それにつけても、ぼくは、マスコミの報道には不快感を覚えます。某大臣の言葉足らずの発言を取り上げて非難しても詮無いことです。むしろ、そういった騒ぎ方をすることが、ご本人には、不快なことだと思います。とにかく、最近のマスコミは、言葉を切り取って、やり玉に挙げる報道が多すぎます。

もうひとつ、幼児虐待の問題も、学校や児童相談所にも不手際があったかもしれませんが、ほんとうに悪いのは、虐待をしていた親です。むしろ、なぜ、この親が虐待をしたのか・・・これが、根本的な問題です。そのことに言及する報道が見受けられないのは、なぜなのでしょうか?

もっと、こんな酷いことをやっていた親は、許せない。こんなことをしていけないんだ!という虐待抑止のための報道をするべきではないでしょうか。・・・と、思うわけです。たぶん、あまりにも酷すぎて報道に耐えられないのかも?こんな親を育てたのは、誰なの?

とにかく、ぼくの育てられ方が決していいとは思いませんが、少なくとも、ぼくは、人殺しはやっていません。当たり前ですが。ぼくの親は、大正・昭和初期の生まれでした。少し、過激かもしれませんが、「子供は牛馬と同じ」・・・悪い行いは体で覚えさせるという考え方でした。そんなことをこの時代に言ったら、大変なことになるかもしれませんが、ある意味、真理だと思います。

だいたい、教育評論家なる輩が、心地よい教育論をふりまいていますが、その結果が、今の時代のDVの多発とは思いませんか?たとえば、「坂の上の雲」「世に棲む日々」などの司馬遼太郎の小説を読んで、幕末・明治の教育について、感銘を覚えた方は多いと思います。

たとえば、吉田松陰の師である玉木文之進は、論語素読中に幼少の松蔭の頬にハエが止まったため、松蔭がそのハエを追い払ったことに対し、その行為は私情であると怒ったそうです。ちょっと違うかもしれませんが、子供を育てるのは公です。でも、子供を虐待するのは私情です。

あれ?いかん!いかん!話がどんどん寄れてしまった。

P・G・ウッドハウス・・・翻訳本を読むのは久しぶりですが、皇后陛下もご愛蔵の一冊だそうです。誌面がなくなったので、読書雑感は、来週、「ジーヴスの事件簿 大胆不敵の巻」を読了後にします。

なお、いま、併行して読んでいるのが、「極夜行」(ノンフィクション本屋大賞受賞作)、「ニムロッド」(2019年芥川賞受賞作)、「お金の整理学」(外山滋比古)。なんと、4冊の同時進行状態。頭の中は、ごちゃごちゃ。「執事のシーブスが・・・株式投資でハラハラして・・・グリーランドの極夜行の冒険に出て・・・ビットコインを採掘している」何で、こんなことになったのか?反省中。