文藝春秋六月号

文藝春秋六月号

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昨年のこと。


佐川美術館に「ZENGA」の展覧会があったので、やや興味があり、鑑賞に出かけました。展示されていた禅画のうち、日本臨済禅中興の祖といわれる白隠禅師(1685~1768)については、ブログに書きました。


白隠禅師の「坐禅和讃」(漢文ではなく日本語で禅について書いている)の一部を紹介します。

衆生本来仏なり
 水と氷の如くにて 水をはなれて氷なく
 衆生の外に仏なし 衆生近きを知らずして
 遠く求むるはかなさよ ・・・・』

  と続いていきます。


 さて、もう一人、博多の臨済宗聖福寺の住持で「博多の仙厓さん」と親しまれた仙厓和尚(1750~1837)を紹介します。仙厓さんも、軽妙洒脱な禅画を残しています。その人柄は、「死にとうない」という辞世のことばでも伺えます。

『六十歳は人生の花。
 七十歳で迎えが来たら留守だといえ。
 八十歳で迎えが来たら早すぎるといえ。
 九十歳で迎えが来たら急ぐなといえ。
 百歳で迎えが来たらぼつぼつ考えようといえ。』

 仙厓さん、八十八歳で遷化。


話は変わります。
緊急事態宣言が解除されて、兵庫県は新規感染者ゼロの日が続いていますが、東京や北九州では、あらたなクラスターが発生して、新規感染者が増加しています。恐ろしや、コロナです。


文藝春秋は、五月号も六月号もコロナ特集です。ただし、情勢の変化が激しいので、月刊誌は、情報が古くなってしまいます。そこで、編集部は、いろいろ工夫を凝らしているのでしょう。


現状分析的な記事ではなく、感染症問題、対策として、ある程度、普遍的な記事になっているようです。その意味では、お役立ち情報的な記事があります。


いろいろな記事を読んでいて、結局は、ヒトが免疫力でウイルスを駆除していく、この連鎖でウイルスは、消滅していく以外、ウイルスに打ち勝つ手立てはないのではないか・・・と、いま、感じています。


そこで、ヒトの免疫力をアップする方法を紹介しましょう。


【コロナに負けない心と体を作る。】


筋力は病気のリスクを下げる。筋肉は裏切らない。ストレッチとタンパク質の摂取。おやつに「カニカマ」がいいらしいです。「肩関節・肩甲骨・股関節」をしなやかに動かして快適な体作り。


毎日、入浴で免疫力はアップする。①お湯の温度は38~40度 ②肩まで浸かる全身浴 ③入浴時間は十分間 シャワーじゃダメみたい。


昼間の光が「良質な睡眠」をもたらす。朝、昼、夜のメリハリが免疫力をアップする。
オーラルケアでウイルスを洗い流せ。唾液には、抗ウイルス・抗菌の作用をもつ免疫物質がある。唾液力を高めるため、あさイチの歯磨きを


全身の免疫機能を司る腸内フローラを活性化させよう 食物繊維を多く含む食事、ネバネバ食品、発酵食品で腸内フローラを活性化・・・目指せバナナのような朝のお通じを


要するに、規則正しい生活、適度な運動、バランスの取れた食事そしてお日様の光・・・ですね。皆さま、くれぐれも用心・養生を怠りなく!