ぶらり、鶴林寺周辺
聖徳太子のゆかりのお寺ということで、「播磨の法隆寺」と呼ばれているらしいです。山陽電鉄の尾上の松駅から徒歩15分と案内されています。
ここは、加古川市ですが、次の駅は、加古川を越えて高砂市になります。境内と隣接して、鶴林寺公園が整備されていますが、平日の午前中は、暑さのせいもあり人影は、ありませんでした。
「歴史散歩の会」の今回のプログラムは、「鶴林寺探訪」
山陽電鉄板宿駅8時30分集合。快速で「東二見駅」、各駅に乗り換えて「浜の宮駅」下車。タクシーで鶴林寺まで(ちょうど千円)。広い駐車場で下車。
掘割のある道を歩いて仁王門へ。入山料・宝物館入館料(880円)。
入山して、正面に、国宝の本堂が見えます。が、まずは、三重塔へ、ここから、新薬師堂など重要文化財の建築物が点在しています。
引率の先生が、建物の構造等の説明をしてくれますが、こちらは、チンプンカンプン。ただ、「へえ~」「なるほど!」の相槌のみ。この場を過ぎれば、すべて、忘れてしまいます。いつものこと(笑)
本堂の中では、坐ってご本尊を拝みますが、ただし、ご本尊は、例によって「秘仏」。御簾の向こうに5つの厨子が並んでいますが、その前にレプリカの仏像がおかれていました。
中には入れませんが、国宝の太子堂は、檜皮葺の屋根とその屋根組に特徴があり、やや興味を持って観察したら、このあと、宝物館に模型があり、その構造が、よく解りました。
本堂からの眺めは、写真のとおり。
汗だくだくになりながら、宝物殿へ。冷房が効いていて、ホッとしながら、鶴林寺縁起などのビデオを鑑賞。
タイミングよく、秘仏、「聖徳太子植髪立像」が公開中。ただし、これも秘仏だけに厨子の中で、布をかぶせての公開だったので、よく拝めななかったのは、やや、残念。
目を引いたのは、「聖観音立像」。腰を少しひねったポーズで、流れるような天衣をまとい、スマートかつセクシーなお姿でした。別名「あいたた観音」(いわれは、よくある話)。
その後、鶴林寺から徒歩で尾上神社へ。ここは、謡曲「高砂」の歌詞にある「相生の松」で有名。今は、八代目の松ですが・・・。
『高砂や この浦船に 帆を上げて この浦船に 帆を上げて ・・・』
なお、高砂市の高砂神社にも、「相生の松」があり、尾上神社と、どちらがどちらか??という豆知識。