「じい散歩」

「じい散歩」

藤野千夜

双葉文庫

2023年9月26日第7刷

 

2024手帳

能率手帳(日本鉄道地図付)(1600円)。昭和53年(1978年)に入社以来、46年間、使い続けています。

無所属になって、手帳に書くほどの予定はありませんが、習慣ですね。手帳は、予定を書くためではなく、記録として書きとどめ、後で、振り返るのが大きな役割という人もいます。

今は、スマホを活用する方が多いようですが、ぼくは、雑記帳としても使うので、ここは、アナログ人間です。

 

 

『【重要】ETC利用照会サービスのお知らせ

お客様のユーザーIDは、解約予定日までにログインいただけないと登録が解約となります。
解約予定日までに下記からログインしていただければ、ご登録は継続されます。』

 

このようなメール(類似の内容のものも多数あり)が、ノートパソコンに頻繁に送られてきます。不思議なことに、解約予定日が、少しずつかわりますが・・・?

 

さらに、最近、スマホにも同じメールが送られてきます。

 

なんとなく、違和感があったので、ETCマイレージのオフィシャルサイトで確認したところ、やたらとフィッシングなどの不信メールが発信されているとのこと。

 

危うく、カード情報を入力するところでした。

 

まや、余談が長くなりました。

 

今週は、藤野千夜さんの「じい散歩」。藤野さんは、2000年に芥川賞を受賞した作家さんです。

 

「じい散歩」、タイトルのとおり、じいさんとばあさんの日常の小説。ただの、じいさんとばあさんではなく、二人合わせてもうすぐ180歳とは、恐れ入りました。

 

ついに、時代は、青春小説から老人小説となりました。多様性の時代、こんな小説があってもイイでしょう。

 

主人公は、新平(89歳)、英子(88歳)。英子が、やや認知症。息子が三人。長男は、引きこもり、次男は、トランジェスタ、三男は、親頼みのイベント会社経営、いずれも独身。

 

この家族の日常が、ユーモアとペーソス満載で綴られた物語です。なんと、すでに第二弾が発売されています。

 

『ヨーグルトにきなこ、すりごま、干しブドウを入れたものをカフェオレボウルにたっぷり一杯。

それから梅干しを一粒。米ぬかを煎ったものをスプーン一杯。はちみつスプーン二杯。

朝十時、新平はこの順番で食べ終えると手を合わせ、ごちそうさま、と言った。

お父さんって、健康おたくよね。』

 

内容は違いますが、新平に親近感を覚えます。

 

ちなみに、ぼくの朝食は純和食。朝七時半にごはん、みそ汁(わかめ、豆腐)、焼き魚(または、玉子焼き)、海苔、梅干し一粒、煮豆、ちりめん、ヨーグルト、青汁、以上。八時からは、NHK朝ドラ「ブギウギ」。