つぶやき、今年も、あと、10日

つぶやき、今年も、あと、10日

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7月から、無所属の新人になって、6か月が過ぎようとしています。どうなるかと、思っていましたが、どうにもならず、なんとなく・・・と、言うよりも、忙しく過ぎてしまった、という感想です。


7月は、自分の部屋の片づけ(長い時間を過ごすための環境整理)、保険の手続き、シルバー人材センターの登録など、で、慌ただしく過ぎていきました。8月は、シルバー人材センターの斡旋で散水の仕事を請け負い、肉体労働で疲れました。が、そのあと、別のオファーを断ったら、それ以後、オファーがこなくなりました。うむ、世間は、厳しい。


そこで、9月からは、A川師範の所属する書道会に入会して、40年ぶりに「お習字」を始めました。まったく、師匠に師事することなく、個人で毎月の競書に参加しています。いつまで続くか?わかりませんが、今のところは、毎週、2日ほど午前中を練習時間としています。そのうち、A川師範に手ほどきをお願いしようかな?


さらに、10月からは、月2回のウクレレ教室に入会して、いま、課題曲の練習に余念がありません。きれいな女性の先生が、ハワイアンをメインに指導してくれていますが、英語の歌もママならないのに、ハワイ語となると、チンプンカンプンです。が、かの阿川泰子さんは、英語が話せないのに(むかし、雑誌で読んだ記憶)ジャズを歌っていました。ぼくも、CDで聞いていましたね。これは、懐かしいお話でした。


さらに、もともと、苦手としていた英語のお勉強をしようと、これは、NHKのラジオ英会話を3コマも、聴取しています。最近、とても便利になっているのは、放送時間に聞かなくても、翌週、1週間は、ストリーミングが聴けるので、自分の自由な時間に利用できます。さらに、テキスト代が安い(2コマはテキストを買っていますが、2冊で毎月千円。1コマはテキストなしでヒアリング。)。毎日、夕方は、英語のレッスンです。さて、これも、いつまで続くか?


それ以外の平日の時間は、週に3日は、地下鉄に乗って図書館通いが基本。地下鉄は、社会への入り口。地下鉄に乗ることに意義があります。最近、多分、別の図書館に行っているのではないかと思われる同年代の男性と同じ電車に乗り合わせる。人間観察が鋭くなってきたな、というか、自分自身のことを気にしているのかも。


そんな日常であり、家にこもって、ソファに寝ころんでテレビを見るのは、日曜日の午後の競馬タイムだけ。まあ、こんな生活を死ぬまで、続けるのかと思うと、やや憂鬱になるが、きっと、何かのタイミングで別の展開もあるのでしょう。また、変わったことをやり始めたら、このブログで紹介します。

「明智光秀」

明智光秀
早乙女貢
2019年11月5日新装版第六刷
文春文庫

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来年のNHK大河ドラマは、逆賊といわれた「明智光秀」が主役だけに、オンエア前から波乱でした。そう、沢尻エリカの薬物問題で、濃姫のキャスト変更、撮り直し。NHKは、「いだてん」でも大松監督役のチュートリアル徳井の脱税問題で一波乱。結局、これは、撮り直しなしで、いよいよ、今週で、最終回です。

NHK大河ドラマの放映前に原作本を読むのは、これ、ぼくの毎年の恒例です。ただし、今年の「いだてん」は、東京オリンピックがテーマだったので、ぼくは、小学校5年生の時にライブで観戦ずみ。だから、昨年の年末には、珍しく、大河ドラマつながりの歴史小説を読みませんでした。

残念ながら、「いだてん」の視聴率は、史上最低になるかも?NHKさん、やはり、大河ドラマは、歴史ものが「いい」のではないですか?NHKの会長も交代するらしいので、大河ドラマの歴史もの路線はまもってくださいね。

さて、そこで、来年の大河ドラマ麒麟がくる」の主役、「明智光秀」につながる歴史小説は、数冊ありますが、何を読むか?年末になると、書店に平積みされているのは、「司馬遼太郎国盗り物語」(読了済み)、藤沢周平「逆軍の旗」、真保裕一「覇王の番人」などがありますが、ぼくは、早乙女貢の「明智光秀」をチョイス。ストレートそのまんまんですね。

歴史小説を多く書いている早乙女貢さんは、ぼくのオヤジと同じ年(もう、二人とも亡くなっていますが)。だからということではないですが、司馬遼太郎のように史実に忠実で、すこし、フィクションをくわえるのではなく、歴史を題材にして、物語を作り出すタイプだったと思います。まあ、歴史小説は、だれもライブで見ているわけではないので、当たり前かもしれませんが、その振れ幅が、作家のキャラクターだと思います。

期待どおり、この「明智光秀」は、三分の一を読み終わったとき、本能寺の変から山崎の戦いで、羽柴秀吉に敗北。えっ、これでは、小説が終わってしまう。と、思っていたら、何やら、妙な展開になっていきます。

源義経は、大陸に渡ってジンギスカンになった。西郷隆盛は、フィリッピンに渡って生きていた。なんて、お話と同類。明智光秀は、生きていたのです。しかも、百十八才まで。ここが、早乙女貢のフィクションの面白さです。明智光秀は生き延びて、比叡山に庵を構えて、やがて、徳川家康の懐刀として、徳川幕府の礎を築くらしいです。なんと、種を明かすと、明智光秀は、「天海僧正」になっちゃたのです。びっくり!

たぶん、NHKの「麒麟がいく」では、そんなことにはならないと思いますが・・・?天海僧正って誰?という方は、この本を読んでください。

ヒント、上野寛永寺の開祖。

 

つぶやき、「桜を見る会」

つぶやき、「桜を見る会

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「無所属の時間」を過ごすようになって、早くも、五か月が過ぎました。どうしても、家にいる時間が長くなると、朝や、昼のテレビの情報番組を見る機会・・・見なくても、細君が見ているので、音声が、狭い家のぼくの部屋まで聞こえてきます。聞くとはなしに、耳障りな話題が、連日の「桜を見る会」のドタバタ劇です。

季節は、初冬。紅葉狩りも終わり、桜は、とうの昔に終わっているというのに、日本の国会は、何をしているのか?政府も、与党も、野党も、どいつもこいつも国民のことなど、なんとも思っていないのかねぇ。情けないの一言です。もっと、日本国および日本国民の生活にかかわる重要案件があるんじゃないですか。日米貿易協定は、どうなったの?緊急経済対策は、どうなったの?

マスコミもおかしい。トップニュースは、「桜」ではなくて、そういった重要案件でしょう。なんで、「桜」がトップニュースなの?「桜」以外にも知りたいことが沢山あるのに、「桜」の陰に隠れてしまい、ほんとうに知りたい情報が、目立たなくなっているのでは?えっ、これって、政府・与党の陰謀?それに、まんまと乗せられているのが、騒いでいる野党・マスコミなのかも。

そんな憤りを感じながらも、無所属のぼくは、肩身の狭い思いをしながら、毎日を過ごしています。ほんとかな?うそです。無所属になったにもかかわらず、きちんと、この季節の恒例行事の忘年会が続きます。すでに、テニスクラブの忘年会と「ユカイなジジィ達」の忘年会に無事参加。あと、3件のご予約済。まことに、お気楽な生活を送っています。

ということで、今週は、インテリジェンス??な「読書雑感」は、お休みして、グダグダと「つぶやき」ました。

そうそう、今日(日曜日)は、皆勤賞を続けていたテニススクールをお休みして、「龍象院」の年末大掃除に行ってきました。いつも、座禅でお世話になっているので、「禅」の修行のうち、大事な「作務」です。「禅」は、一に「坐禅」、二に「作務」、三、四がなくて、五に「観経」とも言われるぐらい、「作務」が大事な修行らしいです。

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日本庭園を、剪定鋏をもって、素人の僕が、パッチン、パッチン・・・やりたい放題。「ええんじゃろうか?」「ええよ~!」ということで、なんとか、3時間の作務で、正月を迎えられるように、お掃除をいたしました。まあ、剪定よりは、除草や落葉掃除の方が大変でしたが・・・・。

自分の家は、まだ、何もしていません。「ええんじゃろうか?」・・・・「ええよ~!」

 

「月の満ち欠け」

「月の満ち欠け」
佐藤正午
2019年10月4日第一刷
岩波文庫

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気が付きましたか?何がって?

文庫の名前が、「岩波文庫」ではなく、「岩波文庫的」なのです。これって、パロディ。そうなのです。岩波書店が、と言うか、岩波文庫の編集者が、こんなパロディをやるのか、って、たぶん、ぼくの記憶にはないし、調べてみても、初めてらしいです。パロディは徹底しており、装丁も岩波文庫にそっくりさん。なかなか、傑作ですね。

ここまでのお話で、何のことだか分からないという方に、ぼくからの少し説明。

岩波文庫は、日本で初めての文庫本であり、そのラインナップは、歴史的な著作物に限定されており、例えば、いま、ぼくが読んでいる本でいえば、鈴木大拙の「東洋的な見方」が岩波文庫です。鈴木大拙については、また、別に書きます。わかりやすく言えば要するに、この本は、直木賞受賞作ですが、岩波文庫のラインナップに並ぶには、ちょっと、そぐわない(佐藤正午さんには、失礼ですが、)ものなのです。

ところで、何故、「岩波文庫的」という冠で出版したのか?もともと、「月の満ち欠け」の単行本が岩波書店から出版されていたこと。佐藤正午さんが、たぶん、文庫にするなら「岩波文庫」でというリクエストをギャグったのでは?でも、これに編集者が悪乗りしたということではないでしょうか。しかし、本当の本好きで「岩波文庫」のファンの方に対しては、ネガティブな印象を与えたのではないかな?

でも、ぼくは、こういったパロディも、「あり」だと思います。出版不況が言われて久しいですが、単行本に固執せずに、早々に、コスパのよい文庫本にして、多くの読者に提供するのがベターだと思いますよ。だって、文庫本でも税込み935円ですから・・・ね。

さて、「月の満ち欠け」。二年前の直木賞受賞作です。

人は、死んだら、生まれ変われるのでしょうか?それも、前世の記憶を引き継いで。ときどき、初めて訪れた土地で、なんとなく、懐かしさを感じるときがあります。それは、前世で、その土地に来たことがあるからです。と、いう説もあるらしいです。ぼくは、そんな経験は、たぶん、ないので、ぼくの前世は、人ではないのかもしれません。

『「神様がね、この世に誕生した最初の男女に二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは樹木のように、死んでも種子を残す、自分は死んでも、子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。そういう伝説がある。死の起源をめぐる有名な伝説。」』

 
妊娠中に、予知夢を見る。生まれてくる子が、自分の名前は「瑠璃」と予言する。そして、「瑠璃」と名付ける。「瑠璃」が十歳のころ、原因不明の高熱を出すが、何事もなく、回復した後、聞いたこともない昔の歌を口ずさむなど奇妙な行動をとりだす。十歳の女の子が、初老の男を追いかけだす。その男は、過去に「瑠璃」という女性と恋をしていた。合言葉は、「瑠璃も波留も照らせば光る。」女の子は、その合言葉を知っていた。

そういった出来事が、3人の「瑠璃」という女の子に。これは、ミステリー小説です。
(参考文献)「前世を記憶する子どもたち」(イアン・スティーブンソン・笠原敏雄訳)

もし、突然、十歳の女の子に名前を呼ばれたら、どうしよう。こわいですね。あっ、問題なし。ぼくには、そんな恋愛経験はありません。自虐的に、よかった

「『罪と罰』を読まない」

「『罪と罰』を読まない」
岸本佐知子三浦しをん吉田篤弘吉田浩美
2019年7月10日第一刷
文春文庫
流通科学大学図書館

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ロシア小説を読み漁ったのは、高校のとき。オードリーヘップバーン主演の「戦争と平和」のリバイバルを文化劇場で観てからだった・・・と思う。

トルストイの「戦争と平和」「アンナ・カレーリナ」「復活」、ツルゲーネフの「父と子」、チェーホフの「かもめ」、プーシキンゴーゴリなど、そして「ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」「白痴」「罪と罰」。まあ、ポピュラーな作品だけですが・・・結構、はまった記憶がありますが、いまは、何にも覚えていません。辛うじて、作者と題名が言えるぐらい・・・言えないものもある。

そう考えると、読書って、「なんなんだろう?」という「疑問」にぶち当たります。これは、何度も何度も、当たっていますが。結局、「読書とは、時間つぶしではないか」

人間は、忘却の生き物です。
忘却は神が人間に与えた恩寵です。
学習の結果、忘れて、忘れて、最後に残ったのが知識とも言います。

と、すると、読書は、やはり、「時間つぶし」か?そうすると、ぼくは、66年の人生で、どれだけ「時間つぶし」をしていたのか?おそらく、他の人と比べると、とうでもなく長い時間だと思います。

この本は、小説ではありません。なんだろう、評論本なのかな?とにかく、新しいジャンルの試みかもしれません。流通科学大学図書館の新刊コーナーで見つけました。新刊本をよそも名が借りたら、学生はどうするのか?まあ、一応、流通科学大学の図書館メンバーになっているからいいか。

と、話を戻します、なんと!「未読座談会」なのです。4人の識者は、「罪と罰」を読んだことがない、読んだかもしれないが忘れた、NHKで影絵は見たことがある。なんとも心細い4人が、「罪と罰」のストーリーを創造する・・・推理するという奇想天外な試みなのです。

ただし、何のヒントもなしにでは、お話にならないので、ランダムに1ページ程度の朗読を聞いて、そこから、想像を膨らませるのです。これを、数回繰り返します。

『本当に「罪と罰」を読まずに読書会をしたのだが、「読む」という言葉には、「文字を読む」という使い方のほかに、「先を読む」という道への推測をこめた使い方がある。

このふたつを組み合わせれば、「読まずに読む」という、一見、矛盾しているようなフレーズが可能になる。「本を読まずに、本の内容を推しはかる」という意味である。』 

 

この試み、ちょっと、面白いかも。図書館の読書会などで、チャレンジしてはどうでしょうか?子供たちの創造力の育成になるとともに、ゲームとしてもいいのではないでしょうか?

最後に、四人は、「罪と罰」を読んで、読後座談会もやっています。さて、未読座談会と読後座談会の顛末はどうだったのでしょうか?

 

「明治乙女物語」

「明治乙女物語」
滝沢志郎
2019年6月10日第一刷
文春文庫

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毎年恒例、新潟の友人から新米が送ってきました。そして、これも、毎年恒例、ぼくは、精米してお酒「百黙」を返礼として送りました。「百黙」は、兵庫県内でのみ販売されている菊正宗酒造の銘酒。酒どころ新潟では、販売されていないので、ご賞味あれ。

ところで、その友人と1年ぶりにテレフォン会話。すると、健康診断で腎臓がんの疑いがあり再検査とのこと。今年は、若い時に世話になった友人が亡くなったので、やれやれ、近い世代の病気の話は気が重いと思っていたら、後日、メールで「再検査の結果、白だった」とのことで、ホっとしました。何はともあれ、健康、長寿が一番です。

またまた、季節到来。11月1日、2020年の年賀状の販売開始。オリンピックイヤーということで、オリンピックの記念ハガキや・・・なぜか?ミッキーマウスのキャラクターハガキなどもありましたが、ぼくは、ポピュラーなインクジェット紙のハガキを200枚購入しました。

月末までに、年賀状をプリントして、来月は、宛名書きのスタートです。年末が近づいてくると毎年恒例の行事がボチボチとやってきます。同期会などの忘年会も、スケジュール調整が始まりました。慌ただしいです。これが、日本の年末、12月、師走・・・そして、紅白歌合戦を見て、2020年を迎えることなり、また、一つ歳を重ねます。
おっと、まだ、11月です。なんだか、毎年、動き出しが早くなっているような気がします。ほんと、慌ただしいな!

「明治乙女物語」・・・うむ、タイトルがいまいちだと思います。明治の開明のとき、鹿鳴館の舞踏会で企てられる爆裂弾事件・・・この事件に挑むのが、高等師範学校女生徒たち。明治21年、まだ、大政奉還から20年、日本は、欧米諸国との不平等条約の改正に向けて、文明開化を諸外国にアピールするため鹿鳴館で舞踏会を催します。

こういった開化政策に反対する団体による爆裂弾事件は、当時、頻発していたようです。その一つが、高等師範学校(女子部)でも発生します。日本の女子教育のシンボル高等師範学校(女子部)。師範学校は、教師育成のための学校、すべて官費で賄われます。当時は、賊軍となった藩の子弟が多かったらしいです。しかし、そのため、師範学校の学生は、反骨精神に満ち溢れていたということです。

女子部の咲(さき)もその一人でした。咲は、爆裂弾事件の犯人に興味を抱き、犯人の捜索に乗り出しますが、そこには、意外な過去の事実が・・・・。まあ、タイトルからは、思いつかない青春ミステリー的な物語です。

犯人の過去に深くかかわっていたのが、「らしゃめん お吉」って、誰?と思った方は、伊豆の下田に行って、チート、勉強してきてください。

まあ、そういうことで、この小説のタイトルは、「らしゃめんの秘密」・・・うむ、いまいちかな?ぼくには、才能がないので、諦めて、この小説のグッドなタイトルを考えてください。「明治乙女物語」じゃね~?そういった課題をもっての小説の読み方も、いいかも。

ぶらり、博物館・美術館へ

ぶらり、博物館・美術館へ

新車のカローラ・スポーツで、久しぶりに、日帰りの遠出?をしました。

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ひとつは、一度は行ってみたかった「正倉院展」を鑑賞するために、奈良の国立博物館へ行ってきました。奈良というと遠く感じますが、第二阪奈道路が開通(平成9年開通)して、随分、近くなりました。むかしは、生駒山を越えるか、阪奈道路を利用して法隆寺経由で行くか、だったと思います。ぼくは、その2ルートで奈良公園に行ったのが平成9年以前だったので、久しぶりの奈良が身近に感じました。

正倉院展」は、37の展示品と小規模な展覧会ですが、人気は抜群。平日に行ったので、左程ではありませんでしたが、休日は、入場するのに1~2時間待ちは普通らしいです。平安の秘宝が展示されていましたが、舶来品が多く、当時の中国の技術の高さには驚かされます。どんな道具を使って精巧な美術品を制作したのか?むしろ、道具に興味がありますが、それは、残ってないのかも?なんせ、1300年前のことですから。

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ふたつは、滋賀の守山にある「佐川美術館」です。この美術館、佐川急便の創立40周年を記念して設立されたらしいです。美術館の周辺には、佐川急便の社員福利施設の野球場や陸上トラックがあり、えっ、宅急便でどれだけ儲けたの?って感じです。

この美術館、「great」いや、「amazing」です。水に浮かぶ美術館って外観。展示品も「amazing」。平山郁夫の作品を、これだけ多数鑑賞できたのは、たぶん、生口島の「平山郁夫美術館」以来だと思います。すべて、所蔵品らしいです。さらに、佐藤忠良のブロンズ、そして、スケッチ。これも、「amazing」。彫刻家のスケッチがいいね!これも、所蔵品らしいです。とにかく、お薦めの美術館です。

はなしは、ごろりと変わりますが、

NIKKEIプラス1に「誰かに薦めたくなる本」(何でもランキング)の特集記事がありました。

1位 「舟を編む」(2012年)三浦しをん ○
2位 「告白」(2009年)湊かなえ ○
3位 「海賊とよばれた男」(2013年)百田尚樹 ○
4位 「博士の愛した数式」(2004年)小川洋子 ○
5位 「蜜蜂と遠雷」(2017年)恩田陸 ○
6位 「ゴールデンスランバー」(2008年)伊坂幸太郎 ○
7位 「君の膵臓をたべたい」(2016年)住野よる ○
8位 「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」(2006年)リリー・フランキー ×
9位 「謎解きはディナーのあとで」(2011年)東川篤哉 ○
10位 「村上海賊の娘」(2014年)和田竜 ○

○は、ぼくの読書雑感でも紹介した本です。

なぜか?8位だけ読んだ記憶がありません。が、これで、何が言えるかというと、ぼくの読書選書は、きわめてポピュラーであるということです。だから、「どうだ」ってことではないですが、並べてみると懐かしいというか、これって、ほとんど本屋大賞ですね。

みなさんは、何冊、読みましたか?