2022-01-01から1年間の記事一覧
「ビブリア古書堂の事件手帖<Ⅲ>~扉子と虚ろな夢~」 三上 延 メディアワークス文庫 2022年3月25日初版 田舎の一軒家 神戸と言っても、ちょっと、西に行けば、もう、田舎の風景が広がります。車を降りて、ひょいと見渡すと、見慣れた民家も、なんと…
「老人よ、電気を消して「貧幸」に戻ろう!」 倉本聰 文藝春秋 2022年6月号 新緑 5月は、「橘月」という異称があります。橘は、柑橘系の果樹ですが、その実は、不老不死の実とも言われています。実は、近くの公園に、橘の木があり、昨年、白い花を咲か…
「流浪の月」凪良 ゆう創元文藝文庫2022年2月25日初版 ハーモニカ ハーモニカは、大きく分けて、ブルースハーモニカ、クロマチックハーモニカ、複音ハーモニカに分類されるらしい。そのうち、初心者向けは、ブルースハーモニカとのこと。 今、世界の…
「元彼の遺言状」新川帆立宝島社文庫2022年3月31日第8刷 牡丹 先日、永沢寺(ようたくじ)に行ったときに、三つ蕾のついた「牡丹」の鉢を買ってきました。二週間後、見事に真っ赤な花が咲きました。むかし、むかし、長谷寺で買った「牡丹」は、10…
つぶやき、へバーデン結節とは 「藤庵」 ベランダの「藤の花」が満開です。いつだったか、10年ぐらい前だったか。大阪城公園に行ったとき、植木市で、藤の花の鉢植えを買いました。なんどか、鉢替えをして、今に至る。咲く年、咲かない年がありましたが、…
「女のいない男たち」 村上春樹 文春文庫 2022年2月25日第11刷 『ああ、やりきれない。どうにかしてくれ。私はもう四十七になる。六十で死ぬとして、これからあと十三年生きなくちゃならない。長過ぎる。その十三年をいったいどうやって過ごしてい…
ぶらり、京都で花見 サクラ 今年は、桜が長く楽しめました。が、来週、雨模様らしいので、もう、散ってしまうのでしょう。桜の花びらは、咲きはじめは、ホワイト、散り際は、ピンクに変わっていきます。もう、ピンクです。 朝のニュース、NHK「おはよう日…
「海の見える理髪店」荻原 浩集英社文庫2020年7月22日第9刷 桜満開 兵庫県の桜の名所、ベスト1おの桜づつみ回廊 2夙川河川敷 3姫路城 4須磨浦山上公園 5日岡山公園 まだ、夙川河川敷には、行ったことがない。ということで、出発しましたが、山…
「店長がバカすぎて」 早見和真 ハルキ文庫 2021年12月18日第十刷 天満天神繫昌亭 所用で新大阪に行った帰りに、水都大阪の夏祭り「天神祭り」の中心、大阪天満宮に寄ってみました。夏に行けばいいのに。ぐるりと周囲を回っていたら「天満天神繁盛亭…
「太陽の季節」石原慎太郎文藝春秋4月号 ある図書館 コロナが落ち着いて、神戸外大の図書館が利用できるようになりました。なぜか?こういった雰囲気の中にいるとペギー葉山の「学生時代」を口ずさむのです。 今、世界の合言葉は、「NO WAR PLEAS…
「愛なき世界 (上) (下)」 三浦しをん 中公文庫 2021年11月25日初版 シロイヌナズナ アジアやヨーロッパなど湿地帯に広く分布するアブラナ科の1年草または越年草 今、世界の合言葉は、「NO WAR PLEASE」です。 事件です。いや、事故です…
つぶやき、お習字の筆のお手入れ方法 坂越「暖木」 「暖木」と書いて「のんき」と読ませる。お店の名前を見たとき、「だんき」って読みましたが、いい当て字ですね。ふつうは、「暢気」または「呑気」ですが、「暖木」でも、意味が何となく通じます。あっ、…
ぶらり、「ほっこり坂越 レトロさんぽ」 やれやれ、先週、「白熊くん」について、心配したことが、現実となりました。ロシアのウクライナ侵攻・・・というか、こりゃ、戦争を仕掛けたのだから、「宣戦布告」はあったのだろうか? 真珠湾攻撃は、宣戦布告なし…
「ブラックボックス」 砂川文次 文藝春秋3月号 太山寺別塔安養院 冬のお寺は、寒々しいです。木に緑が戻ってくるのには、まだまだ、時がかかります。といっても、暦のうえでは、「雨水」。雪が雨に変わるのですが、低気圧の影響で、日本海側は雪、神戸は、…
「許されざる者」 レイフ・GW・ペーション 久山葉子訳 創元推理文庫 2021年5月14日第7版 妙法寺石仏 地下鉄妙寺駅から妙法寺川沿いを板宿方面にウォーキング。途中に、駅名由来の妙法寺がある。平清盛が福原遷都のとき、平安京の鞍馬になぞらえ、…
つぶやき・・・岸田総理vs安倍元総理 文藝春秋2月号 和田神社 和田岬の和田神社に行ってきました。近くの焼肉屋に行こうと思ったら、ランチ営業がなくなっていました。残念!この地には、神功皇后が三韓征伐から凱旋の途中に立ち寄ったとされる三石神社も…
「炎環(えんかん)」永井路子文春文庫2021年11月25日第9刷 テニスラケット 1年ぶりにラケットのガットを張り替えました。ブルーのカラーリングにブルーのガット、お洒落でしょう。 毎週日曜日、隔週月曜日のテニス。この程度の頻度のテニスでも、…
つぶやき、新年早々 素戔嗚尊(スサノオノミコト)神社(別名 江坂神社) スサノオは、イザナギとイザナミの子、アマテラスの弟。乱暴者で、アマテラスを怒らせ、天岩戸事件の原因者。アメノウズメなどのバカ騒ぎで、一件落着。その後、出雲に降りて、ヤマタ…
「クロイドン発12時30分」F・W・クロフツ 霧島義明訳創元推理文庫2019年2月22日第1刷発行 太山寺表門 小寒、もうすぐ大寒、1年で一番に寒い季節です。外気温が、4度。それでも、坐禅修行。といっても、温風ヒーターを横において。でも、室内…
「熱帯」森見登美彦文春文庫2021年9月10日第1刷発行 明石天文館 東経135度 日本の標準時刻 なぜ、東経135度が標準時刻になったか?なぜ、東京(東経140度)にしなかったのか?答えは、15度で割り切れるから。(グリニッジ標準と、ちょう…
つぶやき、謹賀新年 あけましておめでとうございます。 令和4年(2022年)。 昨年末、12月31日に、ちょっと、頑張ったことから。 まず、本箱からあふれ出した単行本、文庫本、約200冊を思い切って「BOOK OFF」に持っていきました。一度し…